アトランティスVOL2 - Childhood's End

アトランティスVOL2

アトランティス大陸の姿を追う人達にとって長い間その正確な位置はサハラ砂漠やキューバなどいくつかの仮説として提唱されてきました。その数は10以上に上り、90年代の日本でのオカルトブームから超常現象や古代史愛好家にとって熱い議論のネタとして長年愛されてきた話題でした。その中でも有力とされているのが大西洋説です。この仮説の論拠の有力な論拠は2013年に偶然発見された水中の幾何学的形状をしたオブジェクトの存在です。その位置は大西洋の中央付近に位置するアゾレス諸島の北西にありアゾレスの水中ピラミッドとも呼ばれています。グーグルアースでもアゾレス諸島を確認することが出来ます。

かつてプラトンはアトランティス大陸の位置を“ヘラクレスの柱”の彼方と表現しました。ヘラクレスが怪力によって強引に海に橋をかけたこの逸話の舞台は現在の地名でいう所のスペイン南部ジブラルタル海峡であるとされています。ギリシャ人プラトンの視点から見た時ポルトガル沖約1000kmのアゾレス諸島はまさに記述通りのポジションにあります。

前回の記事ではアトランティス大陸は沈んで消えたという記述から洪水よってその姿を失ったという基本的な説を紹介しました。その際一部が島として残ったとしたら、アゾレス諸島の存在は全く自然です。今回はアトランティス大西洋説を数字のリンクから説明する考察を紹介したいと思います。

海底ピラミッド

アゾレス諸島での印象的な新発見は2013年5月上旬に第一報、同年9月に世界中のメディアに発表されました。この発見は全くの偶然でした。地元の船員ディオ・シルバ氏がサンミゲルとテルセイラ諸島の間の海で漁業をしていたとき、彼は海底の姿を探査している高精度の音波ソナーで船の下が完全に幾何学的な形状であることに気づいた。シルバ氏の奇妙なソナーデータは、大ピラミッドのような完全に平らな顔を持つ完全なピラミッドの姿を明らかにしました。

別の深度データとの組み合わせで海面下にあるピラミッドの形状と大きさを割り出した人物のデータを見るとピラミッドの頂点は海抜わずか136インチで、総高は74m前後ではないかと予想されています。74という数値はピラミッドの定義においてとても重要であることをご存知の方もいるかもしれません。アゾレスピラミッドはギザの大ピラミッドの高さのちょうど半分の高さです。大ピラミッドの高さは148mと言われています。メキシコのテオティワカンピラミッドとエクアドルのラマナで発見されたハミングバードピラミッドも同じ74mの高さで建造されています。74は象徴的な数字なのです。さらに付け加えるとボスニアの太陽のピラミッドは高さの約220mでアゾレスはちょうど3分の2の高さです。

異なる大陸に位置する古代建築の数々が示すこのような美しい比例関係は、アトランティス文明の規模をグローバルに想像させるのに重要な意味を持っています。

13.2のフィボナッチ・リンク

アトランティス研究者アレックス・パットニー氏はさらにこの美しい数値のリンクを距離の要素によって解き明かそうとしました。皆さんはフィボナッチ数列をご存知でしょうか。自然界に存在する幾何学模様に共通して存在する数列です。

アゾレス諸島の水没したピラミッドは、エジプトのギザの大ピラミッドから3,2マイルの距離にあり、地球の円周の13.2 %を占める距離です。彼はギザを中心とする巨大な同心円のラインはこのフィボナッチ数列に対応しており、数式 1/2 フィボナッチx 353 x 10 -72 で表されるとしています。更に彼はこの巨大な幾何学的意義を世界各地へ拡大してくことでいくつかの別の重要な神聖な場所を通過すると言っています。例えばその一つは釈迦の悟りの地、ブッダガヤと呼ばれている神聖なイチジクの木であると指摘しています。インドのブッダガヤはギザから3,290マイルで、地球の半分の円周の13.2%を占めます。この縁起の良い場所は、大西洋で最近発見された沈没ピラミッドの頂点を定義する同じ大きな同心円の上に位置しています。これらの数字の美しいリンクはこの遺跡の神聖な意味を推測させるには十分すぎるデータとなっています。

13.2%という数字は英国の航空エンジニアバーニー・バンフォードによって発見された海底の巨大なグリッドパターンである別の異常な海底オブジェクトにもリンクします。彼はアゾレスの南東、ポルトガルのマデイラ諸島付近に位置します。彼は地球上の文明によって行われた最大の水中オブジェクトを正確に特定しました。マデイラの遠方平野にあるかつてのメガシティの大きさは、大ピラミッドからの地球の円周からの平均距離の13.0から13.3%に及びます。さらにこのメガシティは先ほどの同心円状のラインに存在しています。この巨大オブジェクトは、西の丘から少なくとも4つの大きな川を引き込み、それぞれ約2キロメートル幅の運河の巨大なネットワークで構成されていることを示唆しています。

この巨大都市の風景は、後にギリシャで語られる海の神であるポセイドンを崇め繁栄した大陸の一部であったかもしれません。更に約12,890年前(旧石器時代)の巨大オブジェクトは大西洋南東部大陸に位置していたようで、約100 × 80マイルの巨大な黄金長方形で設計されていたようです。

一連の有意な位置合わせと幾何学的関係は、以前に観察されたフィボナッチパターンに従います。このアトランティアの巨大都市の境界内の小さな山は、ギザから3,300マイルに位置すると特定され、1/2フィボナッチx 353 x 10 -72に対応する13.2%の距離の大きな円周で構成されています。

またこの都市内の小さなオブジェクトをA~Kとし緯度経度をもとに読み解くとここにもフィボナッチリンクを見つけることができます。

これらの美しい幾何学リンクが示すのはアゾレスとマディラの都市が同様の巨大文明圏に属する遺跡であるという仮説に説得力を生んでいます。ギザ大ピラミッドやインドを含む世界各地の遺跡との地球規模の文明リンクの可能性も考えると非常にロマン溢れる考察です。

VOL1で解説した通り、運河構造や神殿(ピラミッド?)なども考えると地球規模の高度な文明、すなわちプラトンのいう古代先進国家アトランティスの姿と共通する部分も多いです。

この説が有力とされている理由もお分かりいただけたかと思います。

いかがでしたか?次回はまた別のアプローチでアトランティスに迫る考察をご紹介します。