秘密結社イルミナティVOL.1 - Childhood's End

秘密結社イルミナティVOL.1

ディープステイトすなわち影の政府と呼ばれる組織を構成する中で最も重要なパーツが秘密結社イルミナティです。欧米ではわりと一般にその存在を認知されていますが、日本において彼らは主に都市伝説系の陰謀論のネタとして取り上げられています。

イルミナティは1776年「バイエルン啓明結社」(die Bayerischen Illuminaten)として誕生しました。創設者はアダム・ヴァイスハウプト。アダムは「最初の人」を意味し、「ワイス」は「知る」、"ハウプト"は「リーダー」を意味し、その名は「知っている人を導く最初の人」を意味します。彼は1768年にインゴルシュタット大学を卒業し、教師となりました。1772年に彼は法学の教授に就任します。

彼はハノーバーまたはミュンヘンのいずれかで1774年に既存の慈善活動結社フリーメーソンの一員(今後の記事で別途解説します)として活動してましたが、よりオカルト的な儀式や規律に傾倒したと言われています。彼は1776年5月1日に行った自らの組織を設立します。

フリーメイソンの位階制度や運営法などを参考に活動し、最初の会合には5人しか出席していませんでしたが急速に成長し、わずか数年後にはドイツ、オーストリア、フランス、イタリア、ハンガリー、スイスの支部をもつに至りました。

一部の人々は、彼らを無政府主義者、またはテンプル騎士団、ハッサン・エン・サバの暗殺者教団など様々なストーリーと結び付けましたが、地球の支配と地球上のサタン王国の建設を目指す悪魔崇拝のエージェントとして最も多く語られます。

彼らのポリシーは古代バビロニア時代より連綿と存在する悪魔崇拝のドクトリンとの顕著な共通項がいくつか見られます。

彼らの教義は①フリーメーソンの秘密(ルシフェリック・ドクトリン)、②イスラム的神秘主義(スーフィズム)、③イエズス会の精神規律(ハタヨガ) によって構成されています。

イルミネーション(石積みの光)は長い間、オカルトグループの重要な要素でした。フリーメーソン構成員は「石積みの光」を要求し、約束されています。彼らは位階の梯子を一段登ることで、彼は「より多くの光」を受け取ります。これは具体的な名声や資産的報酬という意味に限らず、魔術的加護や超常の力といった意味で取られることもあります。彼らのコミュニティがイルミネーションに重点を置いているためイルミナティと名乗っています。「イルミナティ」という用語は、ラテン語の複数形のイルミナトゥスに由来し、「照らされている人」を意味します。

したがって、フリーメーソンを通じて秘術の開示を授かり、通過儀礼を受けた人のことを意味します。イルミナトゥスはフリーメイソンにおいて高い位階のものの中にしか存在していません。

ヴァイスハウプトはまた、フランス革命との関わりをよく指摘されます。真の目的を秘匿する教義を持った彼らが革命の思想に介入しているという事実は、彼らの最初の思想扇動であると捉えることが出来ます。

マリーアントワネットは1970年の兄レオポルト2世への手紙で

“あなたもフリーメイソン(※イルミナティとしてはまだ認知されていない)に注意してください。こちらでは今民衆が恐ろしい陰謀に加担させられています。とても恐ろしい出来事がおころうとしています。”と記しています

1785年イルミナティの本部のあるバイエルンの政府は上流階級らの中で定着し爆発的ブームになっていた秘密結社に危機感を覚えました。彼らは自由と平等の理念を盾に封建制度の破壊と大衆の扇動を行い、当時のヨーロッパ諸国にとっては深刻な脅威でした。政府はイルミナティの解散を命じ、会員は投獄・公職追放・資産没収に遭い、関係者宅も家宅捜査の対象となり、設立者のヴァイスハウプトはゴータに亡命します。歴史的にはここでイルミナティは壊滅的な打撃を受け、再生不能となったとされています。

しかし多くの研究者が今日も潜伏し分散し、より強固な組織として活動を続けていると主張しています。それらの根拠については次の記事で解説します。