ダイヤモンドプラネット - Childhood's End

ダイヤモンドプラネット

2012年、米仏の混合チームは主にダイヤモンドから作られたと思われる地球の約二倍の大きさの惑星を発見しました。ヤンセン(55 Cancri-e)と名付けられたこの惑星は、蟹座のカンクリAという太陽のような恒星を1周18時間未満の速度で周回しています。

 

ヤンセンは約8.63個の地球質量を持ち、はるかに高密度に形成された惑星であるとしています。さらにヤンセンの表面温度は摂氏1,648°Cに達するほどの高温です。この惑星の表面は、水と花崗岩ではなくグラファイトとダイヤモンドで覆われている可能性が高いという調査結果が学術誌「アストロフィジカル・ジャーナル・レターズ」に掲載されました。

ヤンセンは地球を構成する酸素が豊富ではなく、炭素が豊富な要素で作られた岩石の様な個体惑星であるということです。この場合、地球の質量のおよそ3分の1が炭素であり、惑星内部の温度と圧力の結果を合わせれば炭素の多くはダイヤモンドの形で存在している可能性があります。ヤンセンの地球の質量の少なくとも地球質量に相当する部分がダイヤモンドである可能性があると推定しています。ダイヤモンドの惑星は以前にも発表されましたが、太陽のような恒星の周りを回っているのを観察され詳細に数値で示されたのは初めてのことです。そして彼らの達した結論はこうでした。

「ヤンセンが測定された軌道時間に沿うにはあまりに大きすぎるだろう」

これは、地球とは根本的に異なるセオリーを持つ岩石の世界があることを示しています。炭素が豊富な惑星の発見は、遠くの岩石惑星がもはや地球に似た化学成分、内部、大気、または生物学を持っているとは考えることができないことを意味すると付け加えました。

プリンストン大学の天文学者デイヴィッド・スペルゲルは、「質量と年齢が解れば、星の基本的な構造と歴史を解明するのは比較的簡単である」言いました。しかし惑星はもっと複雑だという事です。この「ダイヤモンドプラネット」は、近くの星の周りの惑星を研究し始めると待ち受ける未知へのほんの一例に過ぎないでしょう。

宇宙の中で言えばヤンセンは比較的近い位置にある惑星に分類されるそうです。この場合の「近く」は天文学の相対的な概念です。ヤンセンは約40光年、または230兆マイル先にあります。